Autify Command Line Interface (CLI)
  • 30 Mar 2023
  • 4 分で読めます
  • 投稿者
  • ダーク
    ライト

Autify Command Line Interface (CLI)

  • ダーク
    ライト

Article Summary

Autify Command Line Interface (CLI) はテキストベースのコマンドラインによってAutify のサービス達とやりとりするためのソフトウェアです。このAutify CLI によって、ブラウザを立ち上げることなくAutify を操作できるので、CI/CD 連携といった自動連携を簡単に行うことができます。

このドキュメントでは、Autify CLI の基礎からコマンドの一覧について解説しています。

Autify_CLI_ogp 2.png

はじめてみよう

要約

Autify CLI はAutify のシステムに対してブラウザUI 以外のもう一つのインターフェースを提供します。テキストベースのコマンドラインインターフェースによって、Autify との自動連携を容易に行うことができます。

Autify CLI を利用するためには、まずお使いのプラットフォームにAutify CLI をインストールする必要があります。次に、Autify のパーソナルアクセストークンを使ってCLI をログインさせると、Autify CLI が提供する"テストシナリオを実行して終了するまで待つ" といった便利なコマンドを使うことができるようになります。次のいくつかのセクションでこのプロセスを実際に試してみましょう。

インストール

Autify CLI はHomebrew (Linux/macOS)、shell installer (Linux/macOS)、またはnative installer (macOS/Windows) を使ってインストール可能です。また、tarball を直接インストールすることも可能です。

Homebrew

Linux と macOS では、Homebrew とAutify のtap を使うことで、autify-cli をインストールできます:

brew install autifyhq/tap/autify-cli

または

brew tap autifyhq/tap
brew install autify-cli

出力例:

$ brew install autifyhq/tap/autify-cli
==> Tapping autifyhq/tap
Cloning into '/usr/local/Homebrew/Library/Taps/autifyhq/homebrew-tap'...
remote: Enumerating objects: 19, done.
remote: Counting objects: 100% (19/19), done.
remote: Compressing objects: 100% (15/15), done.
remote: Total 19 (delta 1), reused 19 (delta 1), pack-reused 0
Receiving objects: 100% (19/19), done.
Resolving deltas: 100% (1/1), done.
Tapped 1 formula (16 files, 12.9KB).
==> Cloning https://github.com/autifyhq/autify-cli
Cloning into '/Users/runner/Library/Caches/Homebrew/autify-cli--git'...
==> Checking out revision b03bec6
HEAD is now at b03bec6 Release 0.2.0
==> Installing autify-cli from autifyhq/tap
==> curl https://autify-cli-assets.s3.amazonaws.com/autify-cli/versions/0.2.0/b03bec6/autify-v0.2.0-b03bec6-darwin-arm64.tar.gz | tar xz
🍺  /usr/local/Cellar/autify-cli/0.2.0: 10,082 files, 98.7MB, built in 29 seconds

Shell installer

Linux と macOS では、shell installer を以下のコマンドで利用できます:

curl https://autify-cli-assets.s3.amazonaws.com/autify-cli/channels/stable/install-standalone.sh | sh

出力例:

$ curl https://autify-cli-assets.s3.amazonaws.com/autify-cli/channels/stable/install-standalone.sh | sh
  % Total    % Received % Xferd  Average Speed   Time    Time     Time  Current
                                 Dload  Upload   Total   Spent    Left  Speed
100  2049  100  2049    0     0  10784      0 --:--:-- --:--:-- --:--:-- 10784
This script requires superuser access.
You will be prompted for your password by sudo.
Installing CLI from https://autify-cli-assets.s3.amazonaws.com/autify-cli/channels/stable/autify-linux-x64.tar.xz
  % Total    % Received % Xferd  Average Speed   Time    Time     Time  Current
                                 Dload  Upload   Total   Spent    Left  Speed
100 21.9M  100 21.9M    0     0  2157k      0  0:00:10  0:00:10 --:--:-- 2588k
v16.15.0
autify installed to /usr/local/bin/autify
autify-cli/0.1.0 linux-x64 node-v16.15.0

Native installer

macOS と Windows では、native installer を提供しています。

注: これらは現時点では正しく署名されていません。そのため、インストール時にいくつかの警告が出ます。適切に署名したものを近いうちに出す予定です。

OSArchitecturePackage typeDownload LinkNote
macOSIntel 64bitInstallerstableNot properly signed yet.
macOSArm 64bitInstallerstableNot properly signed yet.
WindowsIntel 64bitInstallerstableNot properly signed yet.
WindowsIntel 32bitInstallerstableNot properly signed yet.

Tarball

以下のtarball を提供しています:

OSArchitecturePackage typeDownload LinkNote
LinuxIntel 64bittar.gzstable
LinuxIntel 64bittar.xzstable
LinuxArm 32bittar.gzstable
LinuxArm 32bittar.xzstable
LinuxArm 64bittar.gzstable
LinuxArm 64bittar.xzstable
macOSIntel 64bittar.gzstable
macOSIntel 64bittar.xzstable
macOSArm 64bittar.gzstable
macOSArm 64bittar.xzstable
WindowsIntel 64bittar.gzstable
WindowsIntel 64bittar.xzstable
WindowsIntel 32bittar.gzstable
WindowsIntel 32bittar.xzstable

こちらが、Linux (Intel 64bit) でtag.gz ファイルをダウンロードして展開するコマンドの例です:

$ curl -O https://autify-cli-assets.s3.us-west-2.amazonaws.com/autify-cli/channels/stable/autify-linux-x64.tar.gz

$ tar -xzf ./autify-linux-x64.tar.gz

$ ./autify/bin/autify --version
autify-cli/0.1.0 linux-x64 node-v16.15.0

以下の様にして、/path/to/autify/bin/autifyPATH 環境変数内のどこかにリンクすることをお勧めします:

$ sudo ln -s /path/to/autify/bin/autify /usr/local/bin/autify

注: /path/to/autify/binnode 実行ファイルを含んでいます。従って、 /path/to/autify/binPATH 環境変数に追加すると、既存のnode 実行ファイルよりも優先されてしまう可能性があります。 そのため、/path/to/autify/bin/autify だけをリンクすることをお勧めしていますし、shell installer はまさにそれを実行しています。

利用方法

まず、パーソナルアクセストークンを生成する必要があります。 Autify for Web またはAutify for Mobile のドキュメントをご覧ください。

そうしたら、Autify CLI でログインできます。以下のコマンドを実行し、パーソナルアクセストークンを入力してください:

## Autify for Web
$ autify web auth login
? Enter Access Token **********

## Autify for Mobile
$ autify mobile auth login
? Enter Access Token **********

Autify for Web

では、すでにお持ちのテストシナリオを実行してみましょう。今から実行したいテストシナリオのURLをコピーしてください。(この様な形式のはずです: https://app.autify.com/projects/000/scenarios/00000) その後に以下を実行してください:

autify web test run --wait <コピーしたテストシナリオURL>

出力例:

$ autify web test run --wait https://app.autify.com/projects/000/scenarios/00000
✅ Successfully started: https://app.autify.com/projects/000/results/000000 (Capability is Linux Chrome 101.0)
🕐 Waiting for the test result: https://app.autify.com/projects/000/results/000000
  ✔ Waiting... (timeout: 300 s)
✅ Test passed!: https://app.autify.com/projects/000/results/000000

$ echo $?
0

このコマンドは、そのテストシナリオをデフォルト環境 (Linux/Chrome) で実行し、(デフォルトでは5分の)タイムアウトをするまでテストが終了するのを待ちます。もしパスしていたら、コマンドは終了コード0 で終了します。そうでなければ、0 以外の終了コードで終了します。結果は上の$?の出力で見ることができます。

Autify for Mobile

もしAutify for Mobile をご利用でしたら、Autify for Web とほぼ同じ様にテストプランを実行することができます。今から実行したいテストプランのURL をコピーして (この様な形式のはずです: https://mobile-app.autify.com/projects/AAA/test_plans/BBB)、テストしたいアプリケーションのビルドファイルのファイルパス(iOS なら*.app、Android なら*.apk )もコピーして下さい。その後に以下を実行してください:

autify mobile test run --wait --build-path <コピーしたビルドファイルパス> <コピーしたテストプランURL>
$ autify mobile test run --wait --build-path /path/to/android.apk https://mobile-app.autify.com/projects/AAA/test_plans/BBB
✅ Successfully uploaded android.apk (ID: CCC). See https://mobile-app.autify.com/projects/AAA/builds?os=android&selectedBuildId=CCC&page=1
✅ Successfully started: https://mobile-app.autify.com/projects/AAA/results/DDD
🕐 Waiting for the test result: https://mobile-app.autify.com/projects/AAA/results/DDD
  ✔ Waiting... (timeout: 300 s)
✅ Test passed!: https://mobile-app.autify.com/projects/AAA/results/DDD

$ echo $?
0

このコマンドは、指定したビルドファイルをアップロードし、そのアップロードしたビルドを使ってテストプランを実行し、(デフォルトでは5分の)タイムアウトをするまでテストが終了するのを待ちます。もしパスしていたら、コマンドは終了コード0 で終了します。そうでなければ、0 以外の終了コードで終了します。結果は上の$?の出力で見ることができます。

更新

Autify CLI はチャンネルリリースで更新していて、都度再インストールする必要がありません。デフォルトでstable チャンネルが使われていて、以下を実行することでAutify CLI を最新にすることができます:

$ autify update
autify-cli: Updating CLI from 0.0.0-aaaaaa to 0.1.0-bbbbbb... done

注: Homebrew をお使いの方はこのコマンドを使わずにHomebrew に更新させた方が良いです。全てのstable リリースはtap にも自動的に反映されるので、以下のコマンドだけで最新に更新することができます:

$ brew upgrade autify-cli

注: beta チャンネルとリリース候補のチャンネルも存在して、リリース前のバージョンを試すことができますが、多くの場合stable チャンネルで十分です。

設定

設定ファイルは~/.config/autify/config.env (macOS or Linux) / %LOCALAPPDATA%\autify\config.env (Windows) に保存されます。設定ファイルのベースディレクトリはXDG_CONFIG_HOME 環境変数で変更することも可能です。

全ての設定は環境変数の形をしているので、同じ名前の環境変数を実行時に与えることでいつでも別の設定を利用して実行できます。例: AUTIFY_WEB_ACCESS_TOKEN=mytoken autify web test run ...

4つの設定が利用できます:

AUTIFY_WEB_ACCESS_TOKEN

Autify for Web に認証するためのパーソナルアクセストークン。

AUTIFY_WEB_BASE_PATH

Autify for Web と通信する際のAPI ベースパス。デフォルトは https://app.autify.com/api/v1

AUTIFY_MOBILE_ACCESS_TOKEN

Autify for Mobile に認証するためのパーソナルアクセストークン。

AUTIFY_MOBILE_BASE_PATH

Autify for Mobile と通信する際のAPI ベースパス。デフォルトは https://mobile-app.autify.com/api/v1

コマンド

こちらがコマンドの一覧になります。これらは、Autify のAPI 仕様を知る必要なく簡単に使えるように設計されています。多くのユースケースをサポートしていて、今後もコマンドや機能の追加を続けて改善していきます。特定のユースケースに対する新しいコマンドが必要でしたら、GitHub Issues で自由にリクエストをお願いします。

Autify for Web

autify web auth login

このコマンドは、対話的または非対話的にCLI をAutify for Web にログインさせます。

より詳しい情報は GitHub をご覧ください。

autify web test run

このコマンドは作成済のテストシナリオかテストプランを、環境やURL 置換などの多数のオプションを指定して実行できます。更に、テストが終了するまで待つ--wait オプションもサポートしています。

より詳しい情報は GitHub をご覧ください。

autify web test wait

このコマンドは既にリクエスト済みのテストシナリオかテストプランを、終了するまで待ちます。ただし、ほとんどの場合はautify web test run --wait を代わりに使うことになるでしょう。

より詳しい情報は GitHub をご覧ください。

Autify for Mobile

autify mobile auth login

このコマンドは、対話的または非対話的にCLI をAutify for Mobile にログインさせます。

より詳しい情報は GitHub をご覧ください。

autify mobile build upload

このコマンドは新しいビルドファイルをAutify for Mobile にアップロードして、ビルドID を返してくれます。

より詳しい情報は GitHub をご覧ください。

autify mobile test run

このコマンドは作成済のテストプランを、新しいビルドファイルか既にアップロード済みのビルドID をオプションで指定して実行できます。更に、テストが終了するまで待つ--wait オプションもサポートしています。

より詳しい情報は GitHub をご覧ください。

autify mobile test wait

このコマンドは既にリクエスト済みのテストプランを、終了するまで待ちます。ただし、ほとんどの場合はautify mobile test run --wait を代わりに使うことになるでしょう。

より詳しい情報は GitHub をご覧ください。

API コマンド

api という名前空間以下にあるコマンド(autify web apiautify mobile api)は、Autify のAPI 仕様から自動生成されたものなのでここには意図的に表示していません。もし詳細を知りたければ、GitHub をご覧ください。api コマンドを使って複数のAPI を組み合わせるユースケースがあれば、他のユーザも同じロジックを利用できるように、ぜひそれをユースケース特化したコマンドとしてautify web test run の様に実装したいと考えています。皆さんのアイデアをGitHub Issues でぜひ共有してください。

CI/CD 連携

Autify CLI をベースにしたAutify 公式のCI/CD 連携に関するドキュメントがいくつかあります。CI/CD 連携とはどんなもので、どういった連携をAutify が持っているかについて理解するには、Autify でCI/CD をご覧下さい。

貢献

Autify CLI はオープンソースソフトウェアとして GitHub でホストしています。貢献方法についてのガイダンスを近いうちに出す予定です。


この記事は役に立ちましたか?

Changing your password will log you out immediately. Use the new password to log back in.
First name must have atleast 2 characters. Numbers and special characters are not allowed.
Last name must have atleast 1 characters. Numbers and special characters are not allowed.
Enter a valid email
Enter a valid password
Your profile has been successfully updated.