テストの実行時間を短くする方法はありますか?
  • 14 Mar 2024
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テストの実行時間を短くする方法はありますか?

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このページでは、テスト実行時間 (テストを開始してから終了するまでの所要時間) に関係する仕組みについて説明します。

テスト実行時間と要素を見つけるまでの仕組み

Autifyでは、こちらの記事 にある通り、レコーディング時または直前に成功したテスト実行時の要素と完全一致する要素 (以下、完全一致する要素)が見つからなかった場合、AIが代わりの要素を探索します。この時、完全一致する要素が現れるまで、一定時間待機し、完全一致する要素が現れなかった場合、AIによる探索に移ります。

この一定時間待機する仕組みについて、詳しく説明します。

上述の通り、レコーディング時または直前に成功したテスト実行時と対象の要素が異なっていた場合、Autifyは一定時間待機します。初めてシナリオを実行し、あるステップで完全一致する要素が見つからなかった場合、要素が出現するまで20秒 (デフォルトの待機時間※) 待機します。その後、複数回テストが成功し、要素が出現するまで待機しなくても問題ないと判定された場合、そのステップの待機時間は徐々に短縮されます。
また、要素に対するJSステップ もAIが発動する対象のため、同様の条件が適用されれば、実行時間が短縮されます。

このように、最初は慎重に完全一致する要素を待ったり類似要素を探索しますが、安定して要素が見つけられている場合は、待機時間が短くなることでテストの実行時間も徐々に短くなることが期待されます。

基本的には、要素探索の仕組みの中で徐々に実行時間が短縮される想定ですが、要素が適切に探索できていない場合や特定のステップに時間がかかり続けている場合は、次に紹介する方法で、実行時間を短縮できる可能性があります。

※デフォルトの待機時間は、ワークスペースごとに指定が可能です。(詳細は後述の「2.AIの待機時間を短くする」項を参照)

実行時間短縮の方法とデメリット

上述の仕組みがあるため、基本的にはAutifyにお任せいただくことでテストの実行時間は徐々に最適化されていきますが、意図的に実行時間を短くするための方法もあります。それぞれ実施にあたり別の影響が発生する可能性があるため、それらの点をご理解いただいた上で必要に応じてご検討ください。

1. 20秒以上かかっているステップに対してロケータを追加する。

ロケータを追加することで、AutifyのAIに頼らずに特定の要素を選択できるため、時間を短縮できます。

注意点として、ロケータが追加されたステップはAIの探索機能が働かなくなるため、サイトの改修などで対象要素のCSSセレクターに変更が発生すると、要素が見つからずに失敗しますのでご注意ください。

ロケータ機能についての詳細は、下記のドキュメントをご参照ください。

2. AIの待機時間(デフォルト20秒)を短くする。

ワークスペース全体のテスト実行時に、メンテナンスAIが働くまでのデフォルトの待機時間を短くします。変更した待機時間はワークスペース全体のテスト実行に適用されます。

注意点として、もともと読み込みに時間がかかる画面では、画面の読み込みが完了していない状態でステップが実行されてしまい、テストが失敗する可能性があります。

そのため、対象のアプリケーションに非同期遷移が含まれない場合は、問題ありませんが、非同期遷移があるアプリケーションの場合はオススメしません。なお、AI待機時間をデフォルトの20秒から変更しても、テスト実行が安定してきたと判断される場合は自動的に対象ステップの待機時間が短縮される場合があります。

例:AI待機時間をデフォルトの20秒から10秒に変更した場合、連続してテストが成功した場合、対象ステップに対してAI待機時間が5秒になることがある (短い方が採用される)。

この方法をご希望の場合はAutify側で対応いたしますので、ご希望の待機時間 (秒数) を弊社サポートチームへご連絡ください。

テスト実行時間を短縮できないこと

テスト実行開始までの「実行中」と表示されている時間

Autifyクラウド環境では、実行都度テスト実行するための環境を起動しています。その時、環境の確保に一定時間を要し、その結果テスト実行開始までの待機時間が発生することがあり、その時「実行中」と表示されます。

この時間を短縮することはできません。

ステップ1の実行時間

ステップ1は、テスト対象の画面をまず表示させるステップですが、そのページ読み込み自体に時間がかかることがあります。

お客様のWebアプリケーションで使っているサードパーティのJavascriptライブラリの中には何らかの原因で最初の読み込みに時間がかかるものがあり、例えば表示に5分以上要する場合もあります。

また、Autifyのテスト実行エンジンが起動されるまでの時間なども含まれているため、手動でそのページを表示させる時よりも時間がかかることがあります。

この時間を短縮することはできません。

URL遷移ステップの実行時間

「ステップ1の実行時間」の項目と同様に、ページの読み込みに時間がかかることがあります。

この時間を短縮することはできません。

テストプランの合計実行時間

テストプラン実行時には、各シナリオのテスト実行時に後処理の工程があります。そのため、必ずしも各シナリオのテスト実行時間の合計がテストプラン実行時間と一致しないことがあります。

この後処理の時間を短縮することはできません。

各ステップ共通

各ステップで画面のスクリーンショットを取得しており、その撮影時間が含まれます。

この撮影時間を短縮することはできません。

本記事で紹介した方法を実施してもテスト実行に時間がかかってしまう場合やご不明点がございましたら、お気軽に弊社サポートチームへお問い合わせください。


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