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可能です。スマートフォンやタブレットなど、モバイルデバイス向けのシナリオのレコーディングと実行の方法についてそれぞれ解説いたします。
モバイル用シナリオのレコーディング
モバイル用シナリオのレコーディング方法は大きく二つあります。
- ウィンドウサイズからモバイルサイズを選択してレコーディングする
- Chromeのデベロッパーツールで画面サイズを選択してレコーディングする
ウィンドウサイズから選択可能なモバイルサイズはiPhone Xです。iPhone X向けのレコーディングを希望する場合には 1. の方法、それ以外のモバイルサイズを選択したい場合には 2. の方法を選択してください。
ウィンドウサイズからモバイルサイズを選択してレコーディングする
- 新規シナリオ作成画面を開きます。
- モバイル用のウィンドウサイズを選び、レコーディングウィンドウを立ち上げます。
- ウィンドウがモバイルサイズで立ち上がりますので、そのままレコーディングを進めます。普段どおりクリックや入力、アサーションの挿入などを行うことでモバイルサイト向けのシナリオを作成することができます。
注意: モバイルデバイス名(iPhone Xなど)のついたウィンドウサイズを選択した場合には、レコーディング時に対象サイトへアクセスする際のユーザーエージェントも、モバイルデバイスに一致したものが設定されます。
Chromeのデベロッパーツールで画面サイズを選択してレコーディングする
- 新規シナリオ作成画面を開きます。
- PC用のウィンドウサイズを選び、レコーディングウィンドウを立ち上げます。
- Google Chrome のデベロッパーツールを開きます。
- Windows : Ctrl + Shift + I
- Mac : ⌥ + ⌘ + I
- モバイル表示に切り替えるボタンを押します。
- 好きな端末サイズを選択します。
- その状態で普段どおりクリックや入力、アサーションの挿入などを行うことでモバイルサイト向けのシナリオを作成することができます。
ただし、技術的な制約により、モバイル向けのレコーディング中はアサーション挿入時に対象がグレーに強調される機能が使えません。うまく対象要素を選択できない場合はサポートまでご相談ください。
モバイル用テストの実行
Autifyでは下記の実行が可能です。
- 「今すぐ実行 iPhoneX(Emulator)」ボタンで実行
- 「テストプラン」から実行
2-1. エミュレーターでの実行
2-2. 実機での実行
1. 「今すぐ実行 iPhoneX(Emulator)」ボタンで実行
モバイル(375x812)ウインドウサイズをシナリオで設定している場合、「今すぐ実行 iPhoneX(Emulator)」ボタンが表示されます。このボタンをクリックすると、iPhone Xのモバイルエミュレーターですぐにテストを実行することができます。
2. 「テストプラン」から実行
「テストプラン」でモバイルデバイスの実行環境を選択して実行することができます。
「テストプラン」では、モバイルデバイスの実行環境として、エミュレーターと実機をご用意しています。
2-1. エミュレーターでの実行
エミュレーターでの実行はChrome DevToolsのDevice Modeで実行されます。
Chrome DevToolsのDevice Modeというのは、各種端末の画面サイズやユーザーエージェントなどをシミュレートする機能です。Device Mode自体の詳細についてはこちらをご参照ください。
この実行方法の特徴は
- 実機ではないので簡易的な確認にすぎず、モバイルOSやモバイル版ブラウザの影響など厳密なテストはできない
- 実機での実行に比べてかなり高速
- Chromeモバイルデバイス環境が利用できるプランで利用可能
2-2. 実機での実行
実機での実行は「外部デバイスファーム」を利用して実際の端末上でテストを実行します。
この実行方法の特徴は
- 実際の端末上でその端末の標準ブラウザを立ち上げて実行するので、OSやブラウザによる影響の確認ができる
- Device Modeでの実行に比べてかなり遅い
- モバイル実機端末環境を利用できるプランで利用可能